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お知らせ

2026.06.25

【渋谷教育学園渋谷 ÉCLAT × JKクリニック】学生主催の特別講座を初開催!〜正しい知識で寄り添える学校文化づくりをめざして〜

2026年6月25日(木)、渋谷教育学園渋谷中学高等学校にて、同校の有志団体「ÉCLAT(エクラ)」とJKクリニックによる特別講座を開催いたしました。

当日は、学年・性別を超えた約60名の生徒と教職員が参加。「女性のからだや生理」について、クイズやロールプレイ、ナプキン体験などを通して楽しく学びました。

知識を習得するだけに留まらず、生徒自身が学校文化や学びのあり方を考え、主体的に発信する実践的な学びの場となりました。



開催背景〜新たな学校の文化づくりを目指す「ÉCLAT」の活動〜

本イベントは、渋谷教育学園渋谷中学高等学校(以下、渋渋)が「女性からだ推進校」に登録したことをきっかけに企画されました。

講座を主催した「ÉCLAT」は、渋渋で性教育の普及・啓発活動に取り組む生徒有志の団体です。メンバーは、保健体育の授業だけでは十分に性教育を学ぶ機会が少ないことや、生理や性について気軽に相談できる雰囲気がまだ醸成されていないことを課題として捉えていました。

「正しい知識を持ち、互いに支え合える学校文化をつくりたい」――そんな強い思いから、JKクリニックのサポートのもと、生徒が主体となって学び、対話し、行動につなげる4部構成の特別講座が実現しました。

当日のプログラム

【1】知っているつもりを問い直す「生理・PMSクイズ」

講座の導入として、生理周期やPMS(月経前症候群)、生理痛、生理休暇など、初級から上級まで幅広いジャンルのクイズ大会を実施しました。


チーム対抗戦の形式をとったクイズ大会は大盛り上がり!

「生理は毎月同じ日に始まる?」「PMSとは何?」「生理痛で学校生活に支障が出る人はどれくらい?」

といった身近なテーマでありながら、会場からは「知らなかった!」「そうだったんだ」という声が多く上がりました。学生らしく楽しみながら、正しい知識を学ぶ時間となりました。

    【2】”知識”を”行動”に変えるロールプレイ

    続いて、実際の生活を想定した2つのロールプレイを行いました。

    < ミッション①:コンビニおつかい >

    「生理中の友達から『昼用ナプキンと、身体に良いもの』を買ってきてと頼まれたら?」という設定です。

    教室の後方に設けたコンビニの棚(模擬コーナー)から、グループごとに商品を選択。

    「鉄分が摂れる飲み物を選んだ」「冷たいものより、身体を温められるものがいい」など、相手を思いやる視点から多くの意見が出されました。


      <ミッション②:声かけロールプレイ>

      「生理痛でつらい友達への声かけ」をテーマに、生徒役と友達役に分かれて実践。

      生理中によく見られる症状を参考にしながら、「どのように相談するか」「どんな言葉をかけるか」を話し合い、各グループが「OK例」と「NG例」などをはじめ、様々なロールプレイを実演しました。



      相手の立場に立ち、知識を具体的な行動へと落とし込む有意義な時間となりました。

      【3】初めて触れる、考える「ナプキン体験」

      議論が白熱するなか、次に行われたのは「ナプキン体験」です。

      実際にナプキンを開封し、ショーツへの装着から廃棄までの手順を体験。さらに、平均的な経血量を再現した吸水実験も行い、生理用品の役割や使い方を実感しながら学びました。

      参加した男子生徒や教職員からも、驚きとともに率直な感想が寄せられました。



      「思っていたより種類が多くて驚いた」 「実際に触ってみるとイメージが変わった」 「こんなに吸水するなんてびっくり。それと同時に、これだけの経血量があるのだと実感した」

      性別を問わず、生理用品を“特別なもの”ではなく、身近なものとして理解する大切なきっかけとなりました。

      【4】私たちが起こせるアクションと、必要な包括的性教育

      最後のプログラムは、生徒自身がこれからの未来を“考える”ワークショップです。当日の学びを踏まえ、次の2つのテーマについてグループごとにディスカッションし、学校への提案として発表しました。

      1. 男女が互いを理解し支え合っていくために、今後どのようなアクションが起こせるか

      2. 学校で学ぶべき「性教育カリキュラム案」の検討


      多くのグループから共通して挙がったのは、以下のようなリアルな意見です。

      ・「男女別で保健体育を行うと、お互いの身体について理解する機会が少なくなってしまう」
      ・「大切な身体の話なのに、これまでは恥ずかしい雰囲気で流してしまうことが多かった」
      ・「男女一緒だからこそ学べることがある」
      ・「生徒だけではなく、大人(教職員や保護者)も正しく学ぶ必要があると思う」

      単なる“性教育”ではなく、“互いに理解し合う教育”として捉えている生徒が多かったことが非常に印象的でした。

       

      認定証の授与:「JKクリニック認定 からだの学びサポーター」

      JKクリニックの活動に共感し、自らこの活動を広める学生たちを、私たちは「#あたらしいJK委員会」と呼んでいます。

      今回「#あたらしいJK委員会」による講座を修了した生徒たちには、今後の普及活動のリーダーとして「からだの学びサポーター」の認定証を発行いたしました。



      品川女子学院との交流から生まれた新たな気づき

      本講座には、以前JKクリニックと授業を共催した品川女子学院の有志団体「CLAIR.」の生徒たちも参加し、学校の枠を超えた交流会が行われました。

      品川女子学院の生徒からは、次のような感想が寄せられました。

      ・「男子生徒がこんなにも積極的に参加し、自分の言葉で意見を伝えていることに驚きました」
      ・「男女で一緒にからだについて話すことは思っていたより自然で、もっと踏み込んでコミュニケーションしていいのだと感じました」

      自らの気づきを起点に、同世代の仲間同士で学びを共有し深め合う姿はとても新鮮であり、これからの社会においても重要なプロセスであると感じさせられました。



      生徒自身が学校文化をつくる時代へ

      今回の講座を通して改めて実感したのは、社会を変える力は「当事者」である生徒たちの中にあるということです。

      医療者や大人が知識を伝えることはもちろん大切です。しかし、同世代だからこそ届く言葉があり、互いの共感から生まれる行動があります。学年や性別を超えて自由に意見を交わし、互いの考えを尊重しながら議論を深める渋渋生の姿は、包括的性教育が「教わるもの」から「自分たちでともにつくるもの」へと変わりつつあることを強く教えてくれました。

      JKクリニックはこれからも、生徒・学校・医療・地域が手を取り合い、誰もが安心して自分の身体について学び、対話できる社会の実現を目指して、活動をさらに拡大してまいります。

      【活動にご興味をもっていただいた方へ】

      JKクリニックの活動に興味をお持ちの学生や学校関係者の皆さまは、ぜひ事務局までお気軽にお問い合わせください。

      JKクリニック事務局:jk@josei-karada.net


      最後になりますが、ご参加いただいた渋谷教育学園渋谷中学高等学校の皆さま、そして素晴らしい交流をもたらしてくださった品川女子学院の皆さま、本当にありがとうございました。

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