思春期の娘さんをお持ちの保護者の皆様、そして思春期女性に関わる教職員の皆様、はじめまして。
産婦人科医の吉村泰典です。貴重なお時間をありがとうございます。
この動画を、そして婦人科受診カードを、あなたに見せた思春期の娘さんは、子宮や卵巣、月経など、
婦人科に関わる体の機能に不調を感じています。
性別を問わず、思春期のお子さんとのコミュニケーションは難しく、
また、婦人科に関わる不調は話題にしにくいかもしれません。
それでも、まずは保険証をお渡しいただき、ぜひその受診をサポートしてあげていただけないでしょうか。
我が国では、思春期のみならず成人女性であっても、婦人科領域の不調や痛みを、
医学的に解決せずに痛み止めなどで「我慢する」という文化が続いてきました。
妊娠して初めて産婦人科を受診するという方が、まだまだ少なくないのが現実です。
しかし、痛みや不快感は、体が発する不調のサインです。
思春期に、まだ体の安定しない女性が不調を放置してしまうことはがんなどの将来の重篤な疾患や、
不妊につながるリスクを高めます。思春期は、女性の一生の健康にとって、とても大切な時期なのです。
婦人科は、他の診療科に比べて受診のシグナルがわかりにくく、また、ワクチンやピルといった医療に、
偏見の多い領域でもあります。もちろん、すべての医師が100%正しい訳でもありません。
それでも、私たち産婦人科医は、特に、この「JKクリニック」というプロジェクトに参画する医療機関は、
目の前の女性の健康のために、日々精一杯取り組んでいます。
娘さんの現在と、将来の健康のために、「思春期の女性が婦人科を受診することは、
決して特別なことではない」のだと、そうご理解いただけると幸いです。よろしくお願いいたします。