受精卵が子宮に着地し、妊娠が開始することを指します。
自然妊娠の場合、排卵した卵子と精子は卵管(子宮と卵巣を繋ぐ管)で受精し、受精卵になります。
受精卵が卵管の中を移動して子宮にたどり着くまでの間に、黄体ホルモンやエストロゲンなどの影響で、子宮内膜が増殖し、子宮では受精卵が着床しやすい環境が整えられていきます。
一般的に受精から5日目に受精卵が子宮に到着し、受精から7日目に受精卵が子宮内膜の中に潜り込んで着床します。
体外受精・顕微授精を行う場合は、培養した胚(受精卵)を、排卵後のタイミングで子宮内膜に置き、着床を促します。
着床後はhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)とよばれるホルモンが増加してくるため、血液検査や尿検査で、着床したかどうかを知ることができます。通常着床を妊娠の開始と定義しています。