医療機関での診療行為のうち、健康保険が適用される処置や検査のことをいいます。
保険診療には、大きく以下3つの特徴があります。
1)保険診療の対象となっている処置や検査は、会計窓口で支払う金額が7割引(3割負担)となります(例:1万円分の医療を受けた場合、窓口で支払う金額は3千円など)。この場合、残りの7割は患者さんが加入している健康保険組合が支払っています。
2)保険診療の対象となっている処置や検査は、どの医療機関で受診しても、同じ内容・金額となります。それぞれの医療行為には国が定めた点数があり、1点=10円で費用が請求されます。
3)同一回の一連の治療において、保険診療と自由診療を混ぜること(混合診療)は原則行うことができません。診療行為の冒頭に、保険診療か自由診療かを事前に選択する必要があります。